こんにちは。詰めの甘いかずけです。
パソコンインストラクターの時代に教室を構築できる先生に憧れてインフラ系に憧れを抱いた僕でしたが、当時はまだワードやエクセルなどしか知識がなく、改めてインフラの知識をつけるべくパソコンスクールに通おうと思いました。
そこで見つけたのが確かナガセPCスクールでした。
(ナガセPCスクールは2017年3月をもって教室を閉鎖したようですね。残念です)
新たにパソコンスクールに通って技術を学べることが嬉しくて早速話を聞きに行ったところ、プログラマーとインフラ系のどちらのコースを選ぶか聞かれました。
教室を作ることができる先生に憧れていた僕はインフラ系を選択しました。
なぜ僕がプログラマーコースを選ばなかったのか。個人的な理由は以下の通りです。
※あくまで当時感じた個人的な偏った見解です。実情とは異なっていると思いますがご容赦願います。
・パソコン画面に映る暗号のようなものをじっと見ている作業が性に合わないと思った。
・人と話をしながら、仕事がしたかった。
・プログラミング言語はすぐに新しいものが出るが一生勉強していける自信がなかった。
・開発案件が終わると仕事がいったん終了することに不安を感じた。
・「プログラムで作る」ということではなく、「インフラやネットワークを整備してつながる」ということに喜びと魅力を感じた。
今でも、どちらかと言えばインフラ系がやっぱり好きですが、「開発スキルもあったらなー」と思うことはあります。ユーザさんの要望を聞いてさくっと作って「すごーい!」って言われるのが羨ましいです。インフラやってると「あいつに仕事の事話したってわかんないだろ」みたいに思われてるのがひしひしと伝わってくるのが悲しいし悔しい思いをします。
実際インフラエンジニアは縁の下の力持ちの存在だというのは理解しているつもりですが、特に社内SEとして仕事しているとインフラ何て動いて当たり前、セキュリティなんて売り上げにならんもんは力入れない!って思われているのが辛いところです。
昔、会社の先輩にいろいろと貴重なご意見を頂いたにも関わらず生意気な僕は言うこと聞かずに歯向かっていましたが、その先輩が言った言葉の中の一つで「評価なんて、結局は誰もしてくれない。自己満足だ」というのがありました。この言葉の意味が正しいのか悪いのか論じるつもりはありませんが、今インフラでコツコツ自分なりに仕事していると、ふと先輩のこの言葉を思い出します。
「自分がシステムを支えているんだ」という自己満足がモチベーションにつながっているのは事実です。
(実際のところ、インフラ何て一度外部業者さんにお願いして構築してもらったら、放置しててもたいてい何とかなっちゃうもんなので存在意義なんてないのかなと、悲しくなる時もありますけど)
過去に常駐していた職場のプロパーの方が、よく「アプリ開発とインフラどっちが重要だと思う?」と、既に自分で答えを持っているにも関わらず質問してきました(にやにやしながら)。結果は勿論「アプリの開発の方が断然大事だ。すべてはif文elseだ」と。
論理的思考ができる人は「すごいな」と正直思うこともあるので否定できないところもあるのですが、「インフラだって頑張ってるのに」と内心思ってます。
インフラの重要性って、大事になったときに初めて理解してもらえると思うんです。例えば震災などが発生した時、電気がついた瞬間、蛇口をひねったら水が出た瞬間など普段は感じない有難みを感じると思うんです。これらは重要な生活インフラだからです。
新幹線だって「快適な新型車両ができました!」「今度は時速〇〇キロ出て東京大阪間の移動時間が短縮されます!」みたいなことばかり注目されますが、そんな新幹線を安全に走らせることができるのは、日々線路を維持管理してる人がいてこそだと思うんです。
速度が上がれば防音対策なども考えないといけません。地味な仕事ですが、それらがあって初めて新幹線が長年安心して乗れることを多くの人は知らないでしょうし、そもそも気づけないと思います。
そんな素晴らしい仕事を日夜行っている方々にしてみれば、僕の仕事なんていてもいなくても困らないような内容ですが、インフラ系のエンジニアの端くれとして「最終的に自己満足」という言葉を励みに地道に仕事をしています。つながったり、社内システムを整理して運用管理がきっちりできたりするとやっぱり嬉しいです。インフラやってて楽しいなと感じる瞬間です。
こんなインフラ系のポンコツエンジニア(と言って良いのか)の僕ですが、世のインフラ系の皆さん(システム以外でも)地味に役に立っているという自負を持って明日も頑張りましょうね!
【ご参考】僕が転職活動の際に何度も心が折れそうになっても、気持ちを支えてくれた本です。
「嫌われる勇気(本)」

嫌われる勇気 特装版 自己啓発の源流「アドラー」の教え
「嫌われる勇気(kindle)」

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「幸せになる勇気(本)」

幸せになる勇気 特装版 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
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かずけ

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